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澤井

ブーツ(−散歩道−)

ブーツと言う言葉からどんなものを連想しますか? 元の言葉は英語で boots、漢字では長靴ですね。
カタカナで書くと、ミニスカートの女性の足元でしょうか?
漢字を「ながぐつ」と読むと、雨や雪の日のゴム製の靴。 「ちょうか」と読むと、第2次大戦前夜の軍国主義の足音が聞こえてきそうです。
アルペンスキーでは硬いシェルで脚をスキー板に固定するためのブーツを履きます。
最近の女性用のブーツはジッパーをおろせば簡単に脱いだり履いたりできます。 この簡単さが普及を促進しました。
アメリカ開拓時代を描いた映画をご覧下さい。ブーツは毒蛇やサソリから脚を守るための必需品でした。 しかし力の強い男性の助けがなければブーツを脱ぐことは難しかったようです。
逆に履くときは、カフの後ろにつけた紐(Boot Strap)で徐々に引き上げました。
話は変わります。「コンピュータ、ソフトなければただの箱」と言う川柳があります。
ソフトを最初に箱(コンピュータ)に入れるにはどうするのでしょう。 ローダと言うソフトを使って入れます。ローダはIPLを利用して箱に入れます。
現在のコンピュータには、IPLは最初から組み込んであります。
初期のコンピュータでは、IPLの入力は半分手作業で行いました。 これは注意力を要する厄介な作業でした。
IPLを入れたメディアから1命令分を読むためのプログラムを先ず手作業で入れます。 このプログラムを利用し、読み込んだ命令でプログラムを書き換えながら徐々に内容をふくらませて、最終的にIPLを入れます。
この作業から開拓時代のブーツを履く作業を連想しました。そこで最初に入れるソフトを Boot Strap と呼びました。
「立派に見えるが、最初は大変だよ」と言っているように感じます。


最終更新:17/09/25
新規掲載:05/04/20
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