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澤井

百舌鳥(−散歩道−)

百舌鳥
百舌鳥 雄
百舌鳥
百舌鳥 雌
高鳴きと言えば百舌鳥(もず)。 春3月初めと秋9月―10月頃、高い木の頂上付近で大声で鳴きます。 共に縄張り宣言ですが、春は子育て・秋は冬越しの食糧確保のためです。 昔は百舌鳥の声に驚いて栗が実を落とすと言われたものです。
春の縄張り宣言はもっぱら雄の仕事。冬期はつがいであっても雌雄別々に縄張りを持つので、秋はそれぞれ縄張り宣言をします。
縄張りの中の高い処を監視台にして高鳴きをし、自分より大きな侵入者にも猛然と襲い掛かり、追い出します。 この高鳴きの中に、スズメなどをまねた声を混ぜるので百舌鳥と呼ばれます。 なお、高鳴きの時に雌も他の鳥のまねをするか否かは未確認です。
食性:木の上で動物性の餌を探します。 昆虫以外に、時にはカエル・トカゲなど、やや大きくて皮膚の丈夫な動物も餌にします。 そのため、鷲などのようにクチバシの先端が鉤型に曲がっているので簡単に見分けられます。 なお、冬越しに備えて保存食=早贄(はやにえ)(右上写真拡大)を作ることでも有名です。


最終更新:17/10/10
新規掲載:17/10/10
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