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澤井

月の落下(−散歩道−)

moon
は生来極端な高所恐怖症である。
ジェットコースターや飛行機は乗らずに済ませることができる。
2階の窓際に寄る他人を見ても寒気がする。これでは度が過ぎている。
高いところから景色を眺めるのは好きである。
   このため山に行くが岩壁には当然近寄らない。
雪のないスキーコースの上には立てない。セーフティガードのないリフトもだめである。
スキーをつけているときは不思議と斜度を感じない。
落下することが恐怖の対象か、楽しみの対象かで分かれるようである。
2004年3月太陽系最遠の惑星セドナ(Sedna)が発見された。 公転周期は1万年あまりとのことである。 冥王星の公転がおよそ250年だからずいぶん気の長い話である。
ここで妙なことを考えた。 もしこの惑星が公転を停止したら太陽までどのように落下するか?
この問題の解決には相対論がかかわる。そこでニュートンの力学で解決できる月を考えることにした。
月の公転を止めると落下時間はいくらか?
月を落下させると、地球までの距離の1/3程度落下した位から地表に目立つ異変が起き始める。
 さらに落下すると地表の異変が落下に影響する。
そこで月の代わりにビー玉を月の軌道上で静止させてみる。
計算方法は少し煩わしいので別のページに記す。ここでは答えのみ示す。
最初の10万秒(約1日)に約1万km(およそ地球直径分)落下する。 つぎの10万秒で6万km、さらに次の10万秒で8万km落下。
残り23万kmを10万秒で落下。あわせておよそ42万秒(約 5日)で落下することになる。


最終更新:17/09/12
新規掲載:05/11/29
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