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澤井

自転(−散歩道−)

球が自転していることは皆さん知っています。 でも、その速さを実感している人は少ないですね。

地球は、24時間−4分で1回自転しています。24時間の間違いですって?
全く自転しなくても、太陽の周りを1回転すると、見かけ上太陽が1回転しますね。
1年366回自転して365日になります。
spinning-earth

ここではおよそ24時間としておきましょう。
球の1周は4万キロメートルですね。
正確には、南北両極を通るように地球を輪切りにしたときの切り口(子午線)の、赤道から極までの長さを1万キロメートルと定めました。 (メートル法:ナポレオンによって制定。 現在の原器は別の方法で定めています。)
地球の1週を24時間で割ると赤道上で移動する速さが出ます。 毎時およそ1700kmになります。地表での空気中の音速が毎時およそ1300kmですから、強烈な早さですね。
宇宙ロケットを種子島や、フロリダ半島から東に向かって打ち出すのはこの速度を利用するためです
話を元に戻しましょう。この速さを実感できないのは、地表の空気が地表面と一緒に東に向かって動いているからです。 したがって、赤道から離れるほど空気の動きも遅くなります。

北半球で低気圧の風が左回り、高気圧の風が右回りになるのはこのためです。 冬の西高東低の気圧配置で北風が吹くのもこのためですね。


最終更新:17/08/28
新規掲載:04/04/29
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