澤井
霧氷(−散歩道−)
寒い日の山頂付近で写真のような美しい霧氷が見られることがあります。
雲仙・九重高原・御在所岳などは手軽に霧氷の見られるので有名な観光地です。
これらは高原ですが、北海道では平地でも見られます。
霧氷ができる気温はもちろん氷点下です。寒すぎると霧ができないので霧氷もできません。
空気が乾きすぎていると霧ができません。水分が多すぎると雨降りになります。
風が弱すぎても霧氷はできません。
条件がそろうと霧氷ができ、さらに青空に抜けるとき美しく輝きます。
写真のように霧氷は木につきますが、衣服には付きません。
初めにあげた有名な観光地は、霧氷ができやすくかつ晴天に恵まれる可能性の高いところです。
この霧氷はなぜできるのでしょうか?これには、次のことを考えなければなりません。
☆ 氷点下の空気中で、なぜ霧(小さな水滴)でいられるのか?
☆ なぜ霧は雨のように落下しないのか?
☆ なぜ木にできるか?
考え始めると面白いですね。
風があると霧氷は風上に向かって成長します(写真中)。
成長途中の形からエビの尻尾とも呼ばれます(写真下)。
うまく支えられて成長を続けると樹氷(ice monster)になります。
誰でも見に行ける樹氷観光は山形蔵王が有名です。
最終更新:17/08/17
新規掲載:04/01/14
新規掲載:04/01/14
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