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コマ（−散歩道−）

　細い方を下にすると立ちやすい
普通に考えると、細い方を下にして立てようとすると不安定で、すぐにひっくり返ります。
しかし、細い方を下にしたほうが立ちやすいものもあります。
子供のときのオモチャを思い出してみてください。
そうです。コマ回しのコマです。
コマは細い方を下にしたほうが長時間安定して回ります。
　 　コマの軸は細いものが調子が良いでしょう。
　 　軸が床に接触する先端は、滑らかに仕上げた小さな半球状が最高です。
理由はいろいろ考えられますが、
　 　○ 摩擦の問題
　 　　 　摩擦は、回転を止める力として働きます。この力は働く半径が大きいほど強く働きます。
　 　　 　したがって、軸が細い方が長く回りつづけると考えられます。
　 　○ 復原力（元の状態に戻そうとする力）の問題
　 　　 　回転せずに立っているときの復原力は、軸が太いほうが大きく、安定です。
　 　　 　コマが回転しているとき
　 　　 　 　コマの原理により復原力に直角の方向にコマは倒れようとします。
　 　　 　 　これに床と軸との摩擦が加わって運動は不安定になり、早く倒れることになります。
　 　　 　 　　 　この不安定現象を活用したコマがあります。
　 　　 　 　　 　軸が太いほうがこの現象が発生しやすくなります。

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